2014年 03月 05日
ジャンプの新連載のサッカー漫画が悲しい事になりそう |
別にー、書物の中で漫画を差別する事はありませんよ。むしろ好きですしおすし。
途中まで描いて冒頭に戻ってきたけど、素人が偉そうなことを語ってるんで、そこら辺はただの戯言だと思ってって言う感じの注意書きを一応。
何か知らんけど、週刊少年ジャンプで微妙なクオリティのサッカー漫画(タイトルは2秒で忘れた)が始まってました。書物に対してあまり批判的にはならない私だけど、こいつは擁護できませんかね。
取り敢えず、要所要所で入れてくるボケが要らない。真剣なものを書きたい風な、ちゃんと設定とか作りこんでるのに、その辺を台無しにするだけでしょ。テンポ悪くなるし、あっち行ったりこっち行ったりだとなかなか作品の中に引き込まれにくいんじゃないかと。それから話の進め方が、素人がRPGツクールでも触ったかのように、とんでもない構成。その程度の展開で主人公の心が揺れてしまっているので、構成と同時にまた、キャラクタの作りも弱く見えてしまいます。
あとは先週始まったヤングジャンプのサッカー漫画(名前は2秒以下略)と、雰囲気が被ってると思うのは自分だけでしょうか。海外じゃないぜ国内サッカーだぜ的な方向性とか、主人公格を2人を置いて両方天才型って辺りとか。
何だこれと思ったけど、過去にはフープメンみたいに同雑誌で同じスポーツやった事まであるジャンプですから、これぐらい別にどうってことないのかもしれません。一歩引いて考えれば、ワールドカップに乗っかりたい思惑があからさま過ぎで、逆にすがすがしいですけどね。これはその内「作者が○○選手を直撃」みたいな企画が出るんでしょ? それまで連載続いてるか知らんけど。
そう、天才型の主人公を据える時の第1話ってのは、主人公の実力の底が知れないみたいな? とにかく圧倒してこいつすげー的な作りをして、何が凄いのかは2話以降に持って行く方が「もつ」んじゃないかと思うんですが、もうアイツの特性は知れてしまいましたね、テクニック系のシャドウストライカーって。
まあ、そのサッカー漫画に直接連ねる言葉はこれぐらいにしようかと思いますけど、それにしても最近のジャンプ漫画の主人公ってのは2人置いておくパターンが増えた気がします。それから天才系ばっかりですよね。
2人ぐらいメインライトを当てる手法のいいところは分かりやすいんですよ。主軸になる人間関係がはっきりしているので、それに重心を置いて、互いに影響を与えて行く事で、彼らの成長であったり物語の展開をやっていくってやつ。読む方も作る方も分かりやすくていいとは思うんだけど、それにしてもちょっと増えすぎじゃないですかね。
ワンピースは違う。ナルトは、サスケェをライバルとして捉える方が正しそうなので、これも違うと思う。黒子は火神とW主人公だと思う。ハイキューも日向と影山のW。トリコは小松とW。ワールドトリガーは修と遊真でW。私の印象はこんな感じ。
さかのぼれば、例えばスラムダンクなら桜木と流川は、ナルトサスケぐらいの感覚で、これも主人公とライバルって感じ。剣心なんかだと、相方を左之助と取るか弥彦と取るか、これは剣心ワントップ気味で、ワンピースに近いかって思う。テニヌは誰が主人公か分からん。
あとは昔多かったパターンで言うと、強い主人公+へたれな相方っていう主軸の関係。悟空とクリリンだったり、ダイとポップだったり、幽助と桑原だったり。このパターンは最近だとべるぜばぶ辺りがそうだったけど、随分減っちゃったなって感じ。
このW主人公の増加は、まず1つにはバクマンの影響が大きいと思う。あとはポップが格好良くなりすぎたせいというのもあるかもしれない。
でもこのバクマン型のW主人公と、ポップ成長型のW主人公では意味合いが随分違うんですよね。前者は2人をほぼ対等に扱っている感じで、後者は天才型と努力型の組み合わせ(広くとれば、別にこの組み合わせに限らず、タイプが違うスタイルの2人をくっつけるやつ)。
この辺で2つ目のテーマに挙げた「最近やたら天才型増えてない?」に繋がるので、どこで切ったらいいのか分かんないんですけど、そうそう、この「ダイー成長ポップ」パターンを最近なかなか見ません。ハンターのゴンとキルアがこんな感じですかね、ただこいつはスタートが大分前の作品。珍しく最近の作品でこれを見れたのはワールドトリガーぐらい。
そんで、今はバクマンを例に同系統W主人公を語りましたけど、バクマンの場合は、努力型2人セットなんですよね。そんでライバルのエイジが天才型なので「(努力ー努力)vs天才」っていう、かなり奇妙な構図なんですけど。
だからバクマン型って言ってしまったけど、その言い方は本当はあまりよろしくない。「天才ー天才」の型、このタイプだと良作はいくつも浮かぶくせに、名作までは昇華できるタイトルは悲しいかなそれほど思い当たらないんですわ。でもここんとこ一途に増え続ける天才Wの良作集。
これがいいのかどうかは、さあ、知らんけど。ただ私の適当な意見として、もっと色んなタイプが見たい、そんで出来れば新しいやーつも出てきてほしい、ってそんな感じの話です。斬新なタイプのやつとしてはヒカルの碁で、努力型(天才型憑依)-天才型とかですかね。
少年誌に求めるものじゃないですね。他の雑誌読めと。
ああ、一応書き足し。
何も考えずに天才型、努力型って言ってましたけど、そこら辺のカテゴライズは主観です。強いて基準を書かせるのであれば、初期能力と成長度合いという2つのステータス。あと修業シーンの描写、ぐらいですかね。
強さのインフレを起こす漫画は多いので、初期能力が高いキャラクタでも新技身につけるとか日常茶飯事ですけどね。そういう場合でも、その修業シーンがどんなテイストで描かれているかは1つの目安かと。ひたすら泥臭く練習するか、思ってたより早く習得してコーチがびっくりするか。
っつーか、安心院さん曰く「修業パートは古くから読者に不評」らしいですからね、その不評な部分を少なく出来る天才型は、取り扱いが簡単なのかもしれませんね。あとは連載初期にも「技」があった方が、短期での打ち切りを回避しやすいでしょうし。
でもですねぇ、普通に書いたらつまらないから不評になるはずの修業パート、それをどれだけ面白く描けるかってのも技量だと思うんですよ。グリードアイランドの修業シーンや、桜木がミドルシュートを身につけようとする合宿や、アイシールドのデスマーチや、その辺大好きですし。
まあ、これ以上踏み込んでも個人の嗜好でしかなくなるかな。もう十分行きすぎたけど。
つまり纏めると、「ぼっちはヤンジャンでも読んでろ」ってことですね(予定とは大きく離れたところに着地)。
途中まで描いて冒頭に戻ってきたけど、素人が偉そうなことを語ってるんで、そこら辺はただの戯言だと思ってって言う感じの注意書きを一応。
何か知らんけど、週刊少年ジャンプで微妙なクオリティのサッカー漫画(タイトルは2秒で忘れた)が始まってました。書物に対してあまり批判的にはならない私だけど、こいつは擁護できませんかね。
取り敢えず、要所要所で入れてくるボケが要らない。真剣なものを書きたい風な、ちゃんと設定とか作りこんでるのに、その辺を台無しにするだけでしょ。テンポ悪くなるし、あっち行ったりこっち行ったりだとなかなか作品の中に引き込まれにくいんじゃないかと。それから話の進め方が、素人がRPGツクールでも触ったかのように、とんでもない構成。その程度の展開で主人公の心が揺れてしまっているので、構成と同時にまた、キャラクタの作りも弱く見えてしまいます。
あとは先週始まったヤングジャンプのサッカー漫画(名前は2秒以下略)と、雰囲気が被ってると思うのは自分だけでしょうか。海外じゃないぜ国内サッカーだぜ的な方向性とか、主人公格を2人を置いて両方天才型って辺りとか。
何だこれと思ったけど、過去にはフープメンみたいに同雑誌で同じスポーツやった事まであるジャンプですから、これぐらい別にどうってことないのかもしれません。一歩引いて考えれば、ワールドカップに乗っかりたい思惑があからさま過ぎで、逆にすがすがしいですけどね。これはその内「作者が○○選手を直撃」みたいな企画が出るんでしょ? それまで連載続いてるか知らんけど。
そう、天才型の主人公を据える時の第1話ってのは、主人公の実力の底が知れないみたいな? とにかく圧倒してこいつすげー的な作りをして、何が凄いのかは2話以降に持って行く方が「もつ」んじゃないかと思うんですが、もうアイツの特性は知れてしまいましたね、テクニック系のシャドウストライカーって。
まあ、そのサッカー漫画に直接連ねる言葉はこれぐらいにしようかと思いますけど、それにしても最近のジャンプ漫画の主人公ってのは2人置いておくパターンが増えた気がします。それから天才系ばっかりですよね。
2人ぐらいメインライトを当てる手法のいいところは分かりやすいんですよ。主軸になる人間関係がはっきりしているので、それに重心を置いて、互いに影響を与えて行く事で、彼らの成長であったり物語の展開をやっていくってやつ。読む方も作る方も分かりやすくていいとは思うんだけど、それにしてもちょっと増えすぎじゃないですかね。
ワンピースは違う。ナルトは、サスケェをライバルとして捉える方が正しそうなので、これも違うと思う。黒子は火神とW主人公だと思う。ハイキューも日向と影山のW。トリコは小松とW。ワールドトリガーは修と遊真でW。私の印象はこんな感じ。
さかのぼれば、例えばスラムダンクなら桜木と流川は、ナルトサスケぐらいの感覚で、これも主人公とライバルって感じ。剣心なんかだと、相方を左之助と取るか弥彦と取るか、これは剣心ワントップ気味で、ワンピースに近いかって思う。テニヌは誰が主人公か分からん。
あとは昔多かったパターンで言うと、強い主人公+へたれな相方っていう主軸の関係。悟空とクリリンだったり、ダイとポップだったり、幽助と桑原だったり。このパターンは最近だとべるぜばぶ辺りがそうだったけど、随分減っちゃったなって感じ。
このW主人公の増加は、まず1つにはバクマンの影響が大きいと思う。あとはポップが格好良くなりすぎたせいというのもあるかもしれない。
でもこのバクマン型のW主人公と、ポップ成長型のW主人公では意味合いが随分違うんですよね。前者は2人をほぼ対等に扱っている感じで、後者は天才型と努力型の組み合わせ(広くとれば、別にこの組み合わせに限らず、タイプが違うスタイルの2人をくっつけるやつ)。
この辺で2つ目のテーマに挙げた「最近やたら天才型増えてない?」に繋がるので、どこで切ったらいいのか分かんないんですけど、そうそう、この「ダイー成長ポップ」パターンを最近なかなか見ません。ハンターのゴンとキルアがこんな感じですかね、ただこいつはスタートが大分前の作品。珍しく最近の作品でこれを見れたのはワールドトリガーぐらい。
そんで、今はバクマンを例に同系統W主人公を語りましたけど、バクマンの場合は、努力型2人セットなんですよね。そんでライバルのエイジが天才型なので「(努力ー努力)vs天才」っていう、かなり奇妙な構図なんですけど。
だからバクマン型って言ってしまったけど、その言い方は本当はあまりよろしくない。「天才ー天才」の型、このタイプだと良作はいくつも浮かぶくせに、名作までは昇華できるタイトルは悲しいかなそれほど思い当たらないんですわ。でもここんとこ一途に増え続ける天才Wの良作集。
これがいいのかどうかは、さあ、知らんけど。ただ私の適当な意見として、もっと色んなタイプが見たい、そんで出来れば新しいやーつも出てきてほしい、ってそんな感じの話です。斬新なタイプのやつとしてはヒカルの碁で、努力型(天才型憑依)-天才型とかですかね。
少年誌に求めるものじゃないですね。他の雑誌読めと。
ああ、一応書き足し。
何も考えずに天才型、努力型って言ってましたけど、そこら辺のカテゴライズは主観です。強いて基準を書かせるのであれば、初期能力と成長度合いという2つのステータス。あと修業シーンの描写、ぐらいですかね。
強さのインフレを起こす漫画は多いので、初期能力が高いキャラクタでも新技身につけるとか日常茶飯事ですけどね。そういう場合でも、その修業シーンがどんなテイストで描かれているかは1つの目安かと。ひたすら泥臭く練習するか、思ってたより早く習得してコーチがびっくりするか。
っつーか、安心院さん曰く「修業パートは古くから読者に不評」らしいですからね、その不評な部分を少なく出来る天才型は、取り扱いが簡単なのかもしれませんね。あとは連載初期にも「技」があった方が、短期での打ち切りを回避しやすいでしょうし。
でもですねぇ、普通に書いたらつまらないから不評になるはずの修業パート、それをどれだけ面白く描けるかってのも技量だと思うんですよ。グリードアイランドの修業シーンや、桜木がミドルシュートを身につけようとする合宿や、アイシールドのデスマーチや、その辺大好きですし。
まあ、これ以上踏み込んでも個人の嗜好でしかなくなるかな。もう十分行きすぎたけど。
つまり纏めると、「ぼっちはヤンジャンでも読んでろ」ってことですね(予定とは大きく離れたところに着地)。
by tomoe-alone
| 2014-03-05 19:31
| 他の本