2014年 12月 30日
2014年12月31日、午後10時より「憑物語」4話一挙放送 |
アニメ「憑物語」西尾維新アニメ化プロジェクトによる、2年振りの年末アニメ一挙放送。
12年は猫物語(黒)でした。あれからセカンドシーズンの放映があって、遅れて花物語も放映され、原作は完結し、とうとうファイナルシーズンのアニメ化まで決まってしまいました。猫物語(黒)の時は、いい感じの灰色なエンディングで、「そして僕は階段を登る」の台詞からの、河野マリナさんのEDテーマ「消えるDaydream」が鳥肌ものでした。ED後にVOFANさんのエンドカードというか、HAPPY NEW YEARなイラストで年明けを迎える事が出来て、とても幸せな気分で13年をスタートさせた事を覚えています。
原作「憑物語」は、私の蒐集した情報では、シリーズの中ではあまり評判のよろしくない一作。確かに目覚ましの件が冗長だったと思う点などは同意せざるをえませんが、当時のある程度の不評は仕方なかったかもしれません。いま読み返すと繋がる話も多く、つまりファイナルシーズンの最初の1冊として、物語シリーズを終わらせるための下準備をしていたようなところはありますから、原作が気に入らなかった人は、今回改めてアニメの形で見て、再評価をしてもらえたらと思います。また、その前の恋物語が名作すぎたというのも一因だったかもしれません。
個人的な印象としては、放送前にここ数日で読み返しをしてみた感じ、映像化すると映える作品かなと思いましたので、そういう意味でも期待しています。
原作知らない組は、素直にアニメ「憑物語」を楽しんでもらえればいいし、知っている人は、ファイナルシーズンの入りとしての憑物語を見直すタイミングと捉えたらいいと思います。
私の場合は、かなり特殊な見方だと思うのですが、「小説・憑物語が映像化されるにあたって、どのような演出をされるか」というポイントを重視して2時間過ごすんだろうと思います。今までもそうでした。どこをカットして、どうつなげるか。声優さんの迫真のお仕事。どんな画で表現されるのか。BGMやOP・ED曲。そーゆーのがどうしても気になっちゃう人なんです。細かいお仕事まで拾ってあげれたら、それはきっとクリエイターさんも喜んでくれると思うのです。まあ、そもそも物語の流れを理解し尽くしてしまっているから、という理由なんだけれども。
いや、そうじゃないっすね。
御託はどうでもいい、と。歌番組かスポーツ番組とか、4時間以上ぶっ通しで特番組むような、その辺の選択肢しかなかった年末の食傷気味な毎年の瀬を、アニメ2時間・4話一気放送で過ごせるという幸せを、十全に受け止めて、満喫してやろうと思います。
放送は、うちの場合はBS11で。あとニコニコでもあるので、BS見れない人はTS予約でもしておきましょう。
■
[PR]
▲
by tomoe-alone
| 2014-12-30 23:57
| 西尾維新